定期テスト対策における過去問利用の是非
06-11,2016
定期テスト対策時の過去問の利用については、先生・保護者の方々にそれぞれの考え方があり、賛成・反対、様々な意見があると思う。
「過去問を配布して対策してくれるのか」などの問い合わせや、生徒たちから「過去問配ってくれないのか」などと聞かれることもしばしばあるが、ここで断言しておくと
当塾では定期テスト対策時に過去問を利用することはない。
塾の役目は生徒の成績をあげること。
つまりテストの点数をあげることにある。
過去問を利用しないということは、もしかしたら塾としてはあるまじき行為なのかもしれない。
最も効果的であろう手段を使わないのだから。

過去問の利用によって確かに点数は上がるかもしれないが、本当の意味で生徒の学力アップや学習状況の改善につながっているのかという点については、甚だ疑問に感じている。
なぜ私がここまで過去問を利用しないことにこだわるのかというと、過去問の利用が「ヤマをかけること」に他ならないからだ。
「ヤマをかけること」自体は決して悪いことではない。
むしろ頭のいい人なら誰もがすることだろう。
ただ、過去問の利用の良くないところは、その作業を他人に任せているというところにある。
本来、「ヤマをかける」ということは自分自身でやることだ。
一通りテスト範囲を自身で勉強し、重要なポイントを見抜くことができるから「ヤマをかけられる」のである。
私はこの力が子供の将来にとってとても重要だと思っている。
なぜならこの力は、自身で物事の重要なポイントつまり本質を見抜く力に他ならず、学校の勉強だけではなく、ゆくゆくは資格の勉強、大学での研究、仕事などにおいてもこの力が必要になってくるからである。
過去問を利用するということは、この力を養わずに、高校、大学へと進学し、就職するということである。
果たして中学生のときと同じように、今後も好成績を残すことができるだろうか。
高校、大学へ進学すると、塾へ行くかどうかはわからないが、過去問などなしに勉強することになるだろう。
当然、まっさらな状態で勉強を始めなければならず、これまで過去問に頼ってきた子供たちは、自分でポイントを抑えられない。
つまり、気づいた時には誰かに頼らないと勉強ができなくなっているのである。

塾の先生である私がこんなことを言ってしまってはいけないのかもしれないが、点数をあげることだけがすべてではない。
「先生」であるなら、子供の将来へとつながる勉強方法を教えること、身につけさせることこそが一番大切なのではないだろうか。
当塾に通っている生徒たちは、自身で勉強方法を試行錯誤し、もがき苦しみ、そして本当の学力を、勉強方法を身につけてほしい。
未来を自身で切り開く力をつけられるのは今しかないのだから。
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「過去問を配布して対策してくれるのか」などの問い合わせや、生徒たちから「過去問配ってくれないのか」などと聞かれることもしばしばあるが、ここで断言しておくと
当塾では定期テスト対策時に過去問を利用することはない。
なぜ過去問を利用しないのか
塾の役目は生徒の成績をあげること。
つまりテストの点数をあげることにある。
過去問を利用しないということは、もしかしたら塾としてはあるまじき行為なのかもしれない。
最も効果的であろう手段を使わないのだから。

過去問の利用によって確かに点数は上がるかもしれないが、本当の意味で生徒の学力アップや学習状況の改善につながっているのかという点については、甚だ疑問に感じている。
なぜ私がここまで過去問を利用しないことにこだわるのかというと、過去問の利用が「ヤマをかけること」に他ならないからだ。
「ヤマをかけること」自体は決して悪いことではない。
むしろ頭のいい人なら誰もがすることだろう。
ただ、過去問の利用の良くないところは、その作業を他人に任せているというところにある。
ヤマをかけられる=ポイントがわかっている
本来、「ヤマをかける」ということは自分自身でやることだ。
一通りテスト範囲を自身で勉強し、重要なポイントを見抜くことができるから「ヤマをかけられる」のである。
私はこの力が子供の将来にとってとても重要だと思っている。
なぜならこの力は、自身で物事の重要なポイントつまり本質を見抜く力に他ならず、学校の勉強だけではなく、ゆくゆくは資格の勉強、大学での研究、仕事などにおいてもこの力が必要になってくるからである。
過去問を利用するということは、この力を養わずに、高校、大学へと進学し、就職するということである。
果たして中学生のときと同じように、今後も好成績を残すことができるだろうか。
高校、大学へ進学すると、塾へ行くかどうかはわからないが、過去問などなしに勉強することになるだろう。
当然、まっさらな状態で勉強を始めなければならず、これまで過去問に頼ってきた子供たちは、自分でポイントを抑えられない。
つまり、気づいた時には誰かに頼らないと勉強ができなくなっているのである。

先生の役割
塾の先生である私がこんなことを言ってしまってはいけないのかもしれないが、点数をあげることだけがすべてではない。
「先生」であるなら、子供の将来へとつながる勉強方法を教えること、身につけさせることこそが一番大切なのではないだろうか。
当塾に通っている生徒たちは、自身で勉強方法を試行錯誤し、もがき苦しみ、そして本当の学力を、勉強方法を身につけてほしい。
未来を自身で切り開く力をつけられるのは今しかないのだから。
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